窓から見える木々の葉が新緑から深緑へと移り変わるこの時期は、空の青さが強くなるのと重なり、晴れた日の景色が、私たちの心をとても気持よくしてくれます。当院の周りは、簡単にいえば田舎となるのでしょうか。子供の頃は、今よりももっと緑が多く、田畑もありカエルがゲコゲコうるさいぐらいでした。つくばエクスプレスが開通し、線路沿線や駅周辺を中心に開発されて緑がだいぶ無くなる代わりに、新しい道ができ、宅地造成がされました。住民が移り住めばきっと賑やかになるのでしょうね。
不思議なもので、ららぽーとや流山SCなど新しいものができたときは、「このあたりも都会になった」と喜んでおりましたが、そのために道路が渋滞したりすると「以前のほうが住みやすかった」と思ってしまいます。報道その他で、「身勝手だなぁ」なんて、カウチポテトしながら批判していた自分なのに、あんまり大差ないなと、半ば呆れてしまっています。人間の感情って、ほんとに感じたままだなと。
そんな勝手な私は、新緑をみると「何か力を感じて、今年の自分もやれそう」な気分になってしまうのです。黄緑色から深い緑へ、日に日に強くなる日差し、そして真っ青になる空を見て、感じていられるのなら、今年も前に進んでいけると思うのです。被災地の東日本にも、もうすぐ新緑の季節が訪れることでしょう。気温が上がれば屋内からでて温かい陽の光に包まれると共に、復興への気持ちも強くなり、一歩も二歩も前に進んでいく力が生まれると信じております。
平成23年5月
康本 征史
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